ニックネーム | かぐや |
性別 | 男性 |
現在の年齢 | 33歳歳 |
いつの話? | 約3年前 |
利用した出会い系サイト | PCMAX |
当時のプロフィール | 自分は31歳の会社員。フツメン。177センチ。やせ形。おっとり系。独身。セフレあり
相手は30歳の製薬会社勤務。波瑠似、知的な雰囲気の美女。身長は普通(155cm~160cmくらい)でやせ形。独身。 |
今回の出会いの戦略 | とにかく数を打ってメッセージをやり取りできる相手を探し、相手の興味のありそうな話題を探ってデートに引っ張り出すことでした。会えば流れ次第でホテルにも連れ込めます。 |
相手と会うまでに掛かった費用 | サイト内ポイント1000円、交通費2000円(高速道路代1000円、駐車場代500円、ガソリン代500円)、町屋風居酒屋代6000円 |
PCMAXで新人を探す
僕はその日も、PCMAXでセックスできそうな女性を探していました。一度でもPCMAXで素人女性を口説いてホテルに連れ込んでしまうと、風俗なんてバカバカしくてなかなか足が向きません。
PCMAXで美人を探すとなると、そう簡単にはいきませんが、セフレを探すだけなら簡単です。ブスでもデブでもウェルカムな僕の広いストライクゾーンをもってすれば誰か引っかかってくれます。
そんな感じで、下は18歳から上は35歳くらい、体型はスレンダーから激ぽちゃまで、幅広く網をかけて検索しました。
とはいえ、PCMAX歴も数年目になると、めぼしい女性にはもう声を掛けてしまっているので、新人さんを狙っていくしかないんですよね。手近な新人さんはいないかな、と探します。
京都!結構近い所に新人発見
わりと近場に「価値観の近い人」を求めている女性がいました。京都です。僕は大阪の人間ですので車なら1時間もかかりません。
名前は仮にハルさんとしましょう。歳は僕より1つ下の30歳で、「出会いがないから登録してみた」という、つかみどころのないプロフィールです。
価値観の近い人と言いながら、これという趣味も書かれておらず、取っ掛かりに困る相手だったのですが、ダメもとでアプローチを掛けてみます。最初のメッセージは全く中身のない内容で送りました。
「はじめまして。価値観が合いそうならぜひ会ってみたいです。まずはメル友になりましょうよ」
ちょっと強引ですね。でも何かいろいろと考えてこんなメッセージになったんです。送ってしまってから「これはダメだな」って自分でも思いました。
ところが、意外なことに返事は返ってきました。
「はじめまして!かぐやさんはドライブがお好きなんですか?どんなところに行くんですか?」
といった調子です。
ちゃんとプロフィールを読んでくれていて嬉しかった
ちゃんと「趣味:ドライブ」というこちらのプロフィールを読んでくれています。思ったより興味持たれてますね。
しかもドライブに食いついてくるとは。男と密室に二人きりになる上に密室から逃れるすべは男に握られてしまうという女性にとってはあまりに危険な行為なんですよ、ドライブは。そのへん分かっているのでしょうか。
分かっているものと信じて、ワンチャン狙いでアプローチしてみました!
「近場でも遠くでも行ってみたいと思ったところはほぼ車で行きます。基本的に自由な人間なんで。淡路島とか良いですよ。景色もいいし食べものもおいしいし」
「いいですよね!淡路島!あんまり行ったことはないんですけど、玉ねぎスープ大好きです」
ほうほう、淡路島が好きと。クルマでなければ行くのが難しい淡路島にも行ってみたい願望があると。どうやら誘ってくれているようだな。これはヤれる匂いがプンプンしてきました。
世間知らずのお嬢様だということが判明
今回はこの女性の攻略に取り掛かります。
「ハルさんの趣味は?」
「あんまり趣味と言えるような趣味がないんです。ネットとかテレビとか」
「旅行とかはしないの?」
「仕事以外だとあんまり……」
メッセージのやり取りをしてみて思ったことは、この女性、何もかもか受け身なんです。とはいえ、丁寧に返信を続けてくれる彼女には好印象を持ち始めていました。
彼女も私と会ってみたい雰囲気がありましたので、カフェにでもサクッと誘ってしまいました。PCMAXに登録するということは異性との出会いを求めているということですから。
「京都だよね。町屋風のカフェとか増えてるってホント?」
「増えてるって聞きますね。四条とかはなかなか行かないから私は行ったことないんですけど……」
「せっかくだし行ってみない?烏丸に気になってるお店あるんだ」
「ホントですか?行ってみたかったんです」
「この前京都行ったときにその辺通りかかってさ。ここいいなって思ったお店があったんだ。写真送るよ。ラインのID教えて」
「ごめんなさい。スマホ持ってないんです」
なにぃ!?
この女、現代の人間か!?
「じゃあ、メルアド交換しよう。捨てアドでいいから教えて。僕は○○○@yahoo.co.jp(仮)です」
しばらくして、私のアドレスにメールが入ります。
「ハルです。よろしくお願いします」
メッセージは、まあ、そんな感じの差し障りのなさだったんですけど……なんだこのアドレス。送信者欄には「ms2g2x6wwz49a1657rl@docomo.ne.jp(仮)」という複雑怪奇な文字列が並んでいます。これは……初期状態!
ハルさん30歳の正体が少しだけ理解できた気がしました。友人が少ないからラインもやらないし、メールアドレスも初期状態から変更する必要がない。
遊びに行くこともないし、ましてや旅行なんてひとりでは行かない。ドライブなんかの知識もあまりない。異性とも大して付き合ったことはない。
でも異性とはお付き合いしてみたいからPCMAXに登録してみた、と。要するに世間知らずのお嬢様ということです。正直言って、ちょろい女だと思いました。
電車通勤なのに、セックスの為にその日は車で会社に行く
さて、やりとりの舞台をPCMAXからメールに移した後は首尾良く待ち合わせを設定し、当日は阪急烏丸駅で待ち合わせることになりました。
金曜日の仕事帰りに会うことになり、結局カフェではなく居酒屋でのデートです。僕にとっては好都合でもあり面倒でもあり。
待ち合わせの時間に遅れてはチャンスを逃しかねないため、普段は電車通勤ですがその日は車通勤で職場近くのコインパーキングに駐車しておきます。
職場の人間に怪しまれないよう、徒歩圏内だけれども近すぎないコインパーキングに止める必要もあります。そして残業はできず、仕事が終わり次第、高速道路を飛ばして1時間ほどは走らなければならない。
しかも居酒屋デートなのに車で移動する僕は酒を一滴も飲めません。かなり面倒ですが、セックスするためならそのくらいはやってしまうのが男というものなのでしょう。
出会い系をやっててこの女性ほど美人はいませんでした。
当日、待ち合わせ場所に現れた彼女は、想像以上の美女でした。「まさかこの人が」って感じでしたね。清潔感のあるショートの黒髪に、化粧っ気のないナチュラルな表情。
目は少しつり目気味で、芯は強そうだけれど上品な表情をしていて、むしろ穏やかな印象を受けます。芸能人でいうと「波瑠」さんみたいな雰囲気の女性でした。
こんな女性が自宅のパソコンからカタカタとPCMAXに書き込んでいた光景は想像もできません。しかし、こういう女性が少なからずいるからPCMAXはやめられません。
「どうも、はじめまして。かぐやです」
「こちらこそはじめまして。ハルです」
リケジョと居酒屋で打ち解ける!あとはホテルに行ってセックスするのみ!
僕らは少し歩いて、京都・烏丸の町家風の居酒屋でアヒージョをつつきながらお互いの話をしました。
その女性は製薬会社に務めている30歳の女性でした。いわゆるリケジョ(理系女子)ですね。大学時代、理系だった私とは話題も考え方も共通していて、会話は簡単に盛り上がりました。
「理学部ってことだよね。化学?生物?」
「化学で。院(大学院)まで行くことになるとは思ってませんでした」
「へー、女の子で院まで行くのは珍しいもんね。すごいじゃん。院を出てずっと今の会社?」
「うん。推薦で」
「何社くらい受けたの?」
(彼女、指を1本立てる)
(こちらは指を5本立てる)
(彼女、「あー」と口を開けて驚いたような呆れたような顔)
理系の就職はほとんどゼミからの推薦で決まるから不採用ってあんまりないんです(泣)
彼女もそこそこお酒は入り、打ち解けてくれていたように思います。
「今日はすごい楽しかった。これだけリラックスして話せたの、初めてかもしれない」
「大げさだなぁ。今度はクレープのお店とかどう?河原町の二条か三条のあたりでおいしそうなお店あったからさ」
「いいですね。ぜひ!」
「家はどのへん?」
「伏見区です」
「京都市の南の方だね。送るよ、乗って」
「そんな、悪いですよ」
「いいよいいよ、どうせ同じ方向なんだから」
「悪いですから」
遠慮合戦が繰り広げられたのち、僕は彼女を車に乗せることに成功しました。
車をラブホテル街へ走らせるが・・・
さあ、お楽しみはこれからです。
「まだ時間ある?」
そう言って、僕は伏見のラブホテル街へと車を走らせました。彼女は笑顔のままで、いぶかしむ様子もありません。これはヤれる。僕は確信しました。
僕の車はラブホテルののれんを押しのけ、スムーズに駐車スペースへと停車しました。しかし同時に、彼女は急にドアを開け、助手席から外に飛び出しました。
「ちょっと待ってよ。このまま帰っても面白くないでしょ」
僕は彼女の手を取り、引き留めました。
「やめてください!」
彼女は可愛らしい顔を引きつらせて、全力で僕の手を振りほどきました。
「分かった。悪かったよ。家まで送るから乗って」
「結構です!」
そう言って彼女は夜の伏見のラブホテル街へと走っていきました。
恋したのかもしれません・・・
悪いことをしたな。そう思うと同時に、なぜだか怒りもこみ上げてきました。今日1日分の時間とドキドキを返せ!そんなやるせない気持ちです。
とりあえずセックスがしたい。やるだけならPCMAXには金さえ払えばやらせてくれる割り切りの素人女がいるんですが、PCMAXの醍醐味は金と使わず女を抱く事。
なんで、今回は潔く(笑)
風俗情報サイトを検索し、おっぱいの大きなデリヘル嬢を呼びました。翌日も土曜日で仕事は休みだったので、その日はもうラブホテルに泊まりました。
でもひとりで泊まるホテルは寂しかったです。リケジョ美人にちょっと惚れてしまっていたかもしれません。それくらい美人でした。
たかが出会い系サイトで出会って、ほんの数時間アヒージョをつつきながら語り合っただけの相手との別れが、これほど辛いものだとは・・・
いつもなら簡単にセックス出来たのに・・・舞い上がってしまったのかもしれません。もっと慎重にじっくり攻めれば口説けたような気がしています。
今回は焦りすぎて失敗しました。最終的には逃げられてしまっていますが、デートまでこぎつけたってことは、気の合う男性と出会いたいという気持ちがリケジョにあったのは事実ですから。
やり方を間違えなければ、惚れさす事が出来たり、もちろんセックスまで出来ていた可能性もあります。
相手にしてみれば、「こんなことする人だと思わなかった!」ってことですし、私にしてみれば「強引に行けば雰囲気でセックスまで持ち込めると思った」わけです。
この経験を次に生かしたいと思います。
もっと美人な女とセックスしてやる~
当然ながら、その後は彼女と会うこともなく、PCMAXでもメッセージを交わすこともなく、完全に途絶えてしまいました。ちょっとアプローチを急ぎすぎてしまったようです。
せっかくの美人さんだったのでもう少し慎重に攻めるべきでした。今でもPCMAXを立ち上げると彼女のことを思い出してしまうことがあります。
逃がした魚は大きいといいますけど、ヤれた女性よりヤれなかった女性の方がなぜか記憶に残ってしまうんですよね。あの美女をハダカにして、チンコを突っ込んで、キレイな顔で喘ぐ姿を見てみたかったな、と。
まぁヤレなかったのは仕方ないです。次の獲物で取り返すしかありません。PCMAXでもっと美人を探しますよ。美人リケジョよりいい女とヤッったら、またお話しますね。楽しみにしていて下さい。